2022年「明日香村文化協会」新年号

あけましておめでとうございます

本年もよろしくお願いいたします

 

 会長挨拶

明日香村文化協会会員の皆様

 明日香村文化協会に日頃関心とご支援を頂いている皆様、「明けましておめでとうございます。」併せて皆様方の本会に対するご支援ご協力に感謝申し上げます。

 コロナ禍の中で文書による総会が2年続き、各種の講座がなくなったり変更になったりした2年間でした。しかしながら皆様方の温かいご支援・ご協力により困難な中に於いても、可能性を見いだし活動を止めることなく続けて参りました。そして、いろんな教訓も見つけ出してきました。その一つがコロナ禍というマイナスの情勢の中でこそプラス情勢を作り出していかなければならない事でした。とりわけ文化面での活動では大きな役割を果たしたのではないでしょうか。

 2022年(令和4年)は壬寅年です。「寅」は動物を表す文字ではありませんが、敢えて動物の「虎」という文字が引用されているようです。従って「虎」に因んだ喩えが今年の運勢として引用されています。虎は毛皮の模様から前身が夜空に輝く星と考えられていた存在なようで、『決断力と才知』の象徴としての意味もあり縁起物としても親しまれているようです

 私は寅年にあたり「虎」の縁起を頂き「決断力と才知」をモットーに活動してまいりたいと思います。皆様方のご健康とご活躍を祈念し、併せて本協会へのご支援ご協力をお願いしまして年頭の挨拶といたします。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

奥飛鳥の「綱掛け神事」の紹介

 奈良県明日香村稲渕・栢森地区では、毎年「成人の日」に稲渕地区で「男綱(おずな)」が、1月11日の日には柏森地区で「女綱(めずな )」の神事が行われ、豊作を祈って新しく 作り掛け替えられます。「綱掛け神事」は、稲淵と栢森両大字に伝わる神事です。

 「綱かけ神事」は、子孫繁栄と五穀豊穣を祈るとともに、悪疫などこの道と川を通って侵入するものを押しとめ、住民を守護するための神事と言われています。「男綱」は柏森のさらに奥にある男渕の竜神を、「女綱」は女渕の竜神を祭っているといわれています。栢森大字の神事の特徴は、全体を仏式で行なわれます。稲渕地区での「男綱の綱掛神事」は、神式で行われます。

 日本の原風景が色濃く残る、飛鳥ならではの郷土行事です。

※2021年1月11日に撮影


「男綱の綱掛神事」


「女綱の綱掛神事」

 

  

1 返信

返信を残す

Want to join the discussion?
Feel free to contribute!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。