紙芝居・ブックレット完成!
紙芝居
令和3年度はコロナ禍で、多くの行事が中止にや延期になる中、文化協会では新たな事業が始まりました。
それは飛鳥にかかわる歴史上の人物や出来事を紙芝居にまとめる取り組みです。
今迄のブログの中で経過を紹介してきましたが、ようやく完成しました。
本会の役員とつながりのある方々の協力を得て、10名での紙芝居部会を立ち上げての取り組みでした。
「乙巳の変」大化の改新と言えばわかりやすいと思いますが、日本の政治を変えた大事件を、わかりやすく且つ発掘調査などの研究成果に基づき時代考証を行いながらの作業でした。
監修は奈良大学の相原嘉之先生にお願いしました。
一つのシーンにも難しさを痛感しながら、やっと1月に完成しました。
紙芝居は1セット、A2 版で19枚です。
里山クラブさんの協力で上演のための立派な木製枠も制作していただきました。
明日香村の小中学校、図書館などの施設に配布しました。
ブックレット
乙巳の変でのクーデター事件では教科書に必ずと言っていいほど載っていいる歴史上の大事件です。この事件で「入鹿の首が飛んだ」ことのインパクトが強すぎてそのように捉えている人が多いことに驚きます。
史実と入鹿の首塚に伝わる伝承とは分けてとらえる必要があります。
事件の全体像を絵にしてわかりやすくしておく必要があり、紙芝居では伝えきれないことを踏まえて、じっくりと見られる冊子にしたブックレット(セミB5サイズ 40ページ)を作成しました。
蘇我氏がダークヒーローになっていますが飛鳥の宮殿や寺院づくりに大きな役割を果たしています。
今後研究が進み、そうした役割がより明らかになることも待ち望みたいと思います。
ブックレットは、非売品で全会員、村内の保育園、幼稚園、小中学生全員、教職員全員に配布しました。
4月22日付け朝日新聞奈良版にも紹介されました。
お知らせ
明日香村文化協会として、公式ホームページを作成するため現在準備しています。
わかりやすく読みやすいものにして文化協会の活動をお知らせしたいと思います。ご期待ください。
予定では5月中にはオープンできるかと思います。
現在のブログはそこからリンクできるようにして、お知らせや行事の感想などを随時に発信していきたいと思います。
よろしくお願いします。
2022.5.12